小学校の卒業アルバムに書いた夢は​「芸能人」でした。子供の頃は演劇や歌をうたうことが大好きでした。でも、高校生の頃に所属した某芸能事務所からアイドルのたまごとして全国誌で４ページ特集された中でスクール水着姿で写っていたことが親の逆鱗に触れ猛反対にあい、泣く泣く夢をあきらめました。なぜ、夢を追いかけていい環境とそうでない環境の人がいるのでしょう。人は自由であれば、可能性を拓くという唯一の方向に行けると思うのです。そして、誰かひとりでもいい。自分を無条件に信じてくれる人がいるだけで、きっと夢中で決めた未来へと自分を信じて歩んでいけることでしょう。私は夢を諦め、カメラマンになりました。今は夢を追いかけるというかけがえのない「今」を歩んでる人たちのこの瞬間を写すことに心から喜びを感じています。私の過去はこの天命へと導かれるためであったと今は確信しています。人生の宝の正体は「今、この瞬間」に他ならない。私はその一瞬という宝物を美しく残すこと、そして夢に諦めず向かって行く方々の未来を心から信じて応援することで、世界を輝かせていく一つの助力でありたいと思っています。